1958年岐阜市生まれ。1984年東京藝術大学大学院修了。1982年日本グラフィック展大賞受賞。平成27年度芸術選奨文部科学大臣賞(芸術振興部門)。地域性を生かしたアート活動を展開。「明後日新聞社文化事業部/明後日朝顔プロジェクト」(2003年〜現在)「ASIA DAIHYO(アジア代表)」(2006年〜現在)「瀬戸内海底探査船美術館」(2010年〜現在)「種は船航海プロジェクト」(2012年〜現在)等。2014年より異なる背景を持った人たちの交流をはかるアートプログラム「TURN」を監修。現在、東京藝術大学美術学部長、先端芸術表現科教授。岐阜県美術館長、日本サッカー協会社会貢献委員会委員長、東京都芸術文化評議会専門委員、公益財団法人 日本交通文化協会理事を務める。
ウェブサイト:HIBINO SPECIAL
2003年に開催された「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」において、新潟県十日町市莇平(あざみひら)にある廃校を舞台に、約20軒の集落住民と共に朝顔を育てたことから始まりました。2005年に茨城・水戸芸術館で開催された個展「HIBINO EXPO2005 日比野克彦の一人万博」を契機に、朝顔の種が莇平から水戸へと運ばれ、その後、日比野氏の各地での活動に呼応するかのように朝顔の種は全国へと広がり、朝顔を通して、人と人、人と地域、地域と地域がつながり大きなネットワークとなっています。
ウェブサイト:明後日朝顔プロジェクト
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3331 Arts Chiyodaでは「明後日朝顔 in 千代田」として、2010年より活動が始まりました。地域の方々・近隣小学校の1年生・社会人学生や3331スタッフと共に、朝顔育成の基盤となる「土づくり」から「種まき」「苗植え」「水やり」「種の収穫」など年間を通じて活動を行っています。全国のプロジェクト参加地域から種を提供してもらい、植えられた各地の種は、1階ウッドデッキにずらりと並んだプランターから屋上にかけて張られる60本のロープを伝い、夏に最盛期を迎えると、3階まで伸びた蔓に青々とした葉をつけ、色とりどりの鮮やかな花を咲かせます。
<1年間の活動>
① 土づくり:4月下旬〜5月初旬
② 種まき:5月初旬~5月中旬
③ 苗植え・ロープ張り:5月下旬~6月初旬
④ 水やり:種まき後〜収穫の約2週間前まで(毎日 朝/夕 2回)
⑤ 朝顔の最盛期:7月下旬~10月初旬
⑥ 収穫祭:10月下旬~11月初旬
「明後日新聞」は、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003」を契機に制作が始ったガリ版印刷風の新聞です。"あしたのそのつぎ"を思い描き、新潟県松代町莇平(あざみひら)の廃校に拠点を置く「明後日新聞社文化事業部」が発行しています。現在では、金沢・熊本・種子島・神奈川・さいたまにも支局があり、明後日朝顔プロジェクトの活動などを紹介する新聞づくりが行われています。
3331 Arts Chiyodaにも、2010年のプロジェクト開始以来「明後日新聞 千代田支局」が置かれ、社会人や学生などによるボランティアスタッフや3331のスタッフが新聞づくりに携わっています。活動10年目を迎える2019年より、近隣小学校の児童も加わった新聞づくりも新たに始まりました。
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