<スケジュールに関するお知らせ>
このたびBambinart Galleryでは、花沢忍 個展「あさをまつ人」を開催いたします。花沢忍は、1989年神奈川県生まれ、多摩美術大学 絵画学科に在籍したのち、現在は神奈川を拠点に制作活動を続けています。
「色と線、形を絵画空間で使うとき、それらは実利的な意味をもたない。
対してこの世の、自然界の色、形、線は意味と役割をもって存在している(私の見たあの死の黒色も、あの暴力的な炎のオレンジも)。
でもそれを絵画にしようとした瞬間、その意味はなくなって、私の感情の色になってしまう。
顔料である色そのものをみるだけでは、それは鉱物とか、化学物質の結晶で、地球上のなにかなのだけど、それを練るうちに、だんだんとその性格を薄めていく。
筆にふくんでキャンバスにのせられたとき、なんらかの意味をかつてもっていた存在は、この絵のための色、という存在になってしまう。
それはその性格をにおわせはするものの、ただの感情になる。」(花沢忍)
これまで生命の有り様や物語を通して死生観を描いてきた花沢忍。本展では具象画に加えて、色彩への意識的な関わりから生まれた抽象画も展観いたします。表層的な変化に通底する本質を、どうぞご高覧ください。
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